新年初の練習がこの三連休からスタート、グランド開きとなりました。
世の中はコロナで自粛になりましたが、ボーイズリーグ本部からは感染対策をしっかりと行い、感染防止のガイドラインに従い活動許可をいただけました。
まずは恒例の安全祈願へ近くの神社までランニングです!
今年は感染対策のため学年を分けて時間差でお参りして来ました。
体験練習参加の小学生も来てくれる中、道具の除菌やマスクの着用など大変なこともありますが、それでも活動出来る喜びや練習出来る楽しさを感じています。
高校生は学校での練習が活動自粛になったようでたくさんのOBが新年のあいさつがてら身体を動かしに来てくれました。
大学が決まってあいさつに来てくれるOBや就職が決まったOBからも電話や手紙をもらったりします。
久しぶりに見る顔に嬉しい気持ちでいっぱいです。
驚くほど背が伸びているOBもいれば、在団時代は大人しく話も出来なかった選手がハキハキと話す成長ぶりに感激したりします。
新年の練習からたくさんの再会にグランドは賑やかになりました。
寒い中でも風があまり無くお日様は温かくとてもありがたい三日間になりました。
高校生と話すのは『選んだ高校で良かったか?』『野球は楽しいか?』そんな話をたくさんします。
勉強が大変な高校もあれば野球部の上下関係が大変なところ、厳しい監督が大変なところと様々ですがそれぞれ自分で見て選んで行った高校だから頑張れているのだと思います。
大変だと言いながら皆んな充実した高校生活の様でまた嬉しくなります。
年をとったせいなのか…
来てくれるOBたちの顔を見ると思います。
昔の指導と今の指導の違いを考えたりします。
昔は教えることに精一杯だった様な指導でしたが、最近は彼らの野球人生に関わる指導になるのだと思う様になりました。
体験練習参加の小学生や現役のチームの選手たち、高校野球をやっているOBや大学生、社会人…
皆んなの人生に関わってきたと感じています。
だからこそ中学生時代に上手い、下手とレッテルを貼ったり補欠を作ったりしない指導感覚が強くなります。
彼らの野球がいつ開花するのかは我々に分かりません。
今の時点で出来なくてもこの先出来ないとは限りません。
体力も身体の大きさもまだまだ成長途中の彼らの可能性を潰すことなど許されません。
今本当に必要なことは正しい野球の基礎を教えてあげること、人間性や人間力、素直さだったり謙虚さだったり、直向きさを我々大人が背中で見せることだと思います。
やはりこの人間的な大切な部分はこの中学生の時期に種子をまいておかなければならないと思います。
中学生時代という多感なこの時期に、いいかげんなことを植え付けてしまうとそのいいかげんな根は時間と共に強く根を張ってしまう様に思います。
だからこそ我々指導者は全ての選手たちの人生に関わっていると思いながら指導しなければいけないと思うのです。
体験の小学生も中学生も高校、大学、社会人になったOBたちも、全て良きも悪きも関わっているのだと…
やりたいだけの指導や感覚的な指導だけ、昔自分がやっていた指導など今やそんなものは指導ではありません。
選手たちの可能性や将来性をしっかり意識した指導を心がけます。
人生に関わる責任を持たなければ指導すべきではありません。
だから我々の恩師竹田先生は『指導したければ誰より自分を律して勉強しなさい』と導いてくださいます。
今年もたくさんの出会いを楽しみに体験練習を行います。
そしてグランドには正しさと楽しさでいっぱいにして行きます!
皆さまどうぞ今年もよろしくお願いします。
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