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野球の神様はなんと正直なのかと

日曜日

前回の2年生の全国予選一回戦は120%の力を発揮して勝利。


この勢いのまま二回戦へと挑むはずの我がチームでしたがどうも朝の集合から変な空気が流れていました


準備が遅い。反応が鈍い。覇気が無い。

あれ?どうしたんだ?

勝ち慣れていないチームはまだまだ自分たちで不安を作り出します。

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強いチームは常に同じ力を出す事が出来ます。波はありません。

まだまだ勝ちきれない我がチームは不安とプレッシャーでいっぱいになっているような。。。


小さな歯車が噛み合わないだけで立て直す強い気持ちも生まれず、ますます負の連鎖に巻き込まれて行きます。


この12年、こういう試合を私は何度も何度も経験して来ています。

チームの方針、理念が無理矢理やらせるチームでは無いので歯車が噛み合わない時には露骨に弱さを露呈してしまいます。


どこのチームも勝つために追い込み型の練習で心や気持ちを強くするんだ!という考え方で、勝つ野球を目指しているのだと思いますが我々はそうはしません。


『だからダメなんだ!』と周りの諸先輩方から言われたりもしますが我々はそうはしたくは無いのです、、、


こんな情けない試合をしてもチーム力にこだわり全員野球、人間力にこだわり続けて行きます。

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彼らの『気づき』を待って彼らが変わって行くこと、彼らが仲間を思いやり気が配れる様に変わって行くのを見守ります。


そんなのんびりやっていたら間に合わないとも言われますが目標と目的を見間違えない様にしなければなりません。


だからこの大敗もまた我々にとっては必要なものだと思います。


勝つことで成功の糧とし、負けて成長の糧とします。


不思議の勝ちはありますが負けに不思議はありません。


それでも悔しくて、悔しくて、悔しくて


負けたことが悔しいのではなくて選手たち全員が下を向いて試合をしていたことが悔しくてなりません。

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なぜあんなに暗い顔して野球をらやらなければならないのか

自信の無さの現れ。失敗した時の言い訳。そんな野球では野球の神様に喜んでもらえる訳がありません。


ひとえに指導者の甘さからの結果だと感じています。

言い訳を許し、妥協してきた我々の甘さが彼らの自信の無さにつながりました。


これでこの秋の目標だった全国大会予選は終わりこれから厳しい冬の練習となります。

我々の言う厳しさとは走ったり長い時間の練習ではありません。

当たり前のことを完璧にやれるようにする冬、という厳しさです。

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準備を完璧にする、時間を決めてしっかり守る、提出物を期限までに必ず提出する、誰にでもしっかり挨拶をする。

落ちているゴミに気づき拾う、ダメだった習慣を良い習慣に変える厳しい冬になります。

習慣を改めることは本当に覚悟が必要です。


全ての結果は各自の考え方に支配されます。

ちょっとダメだったら簡単に諦めて捨ててしまう

そんな気持ちでやる野球をもう二度とさせないためにまたやり直します。


試合は勝ちたいと強く思うチームが勝つのです。

勝ちたいと強い気持ちを常に持てる練習を習慣にして行きたいと思います。

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普段は意外と冷静な相棒のヘッドコーチもよほど情けなかったか悔しかったのか、かなりのご立腹でなだめるのが大変でした。。。

やれる力はあるのになんでなんだと

彼らを信じているからこそ不甲斐ない試合に腹が立つのです


一回戦は夢の様な勝利の美酒をいただきました

それから数日たっただけで二回戦は惨敗の反省のヤケ酒に


天と地ほどの違いの味のお酒でした。

あぁ

やり直し、反省だなぁ

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