土曜日…
あと何回この光景が見られるでしょうか…
3学年総勢150名の練習です。
こんなにたくさんの選手たちと出会えチームに入団してくれたことは奇跡だとすら感じています。
側から見れば『練習できるのか?』
『強くなるのか?』そんなことを言われることは分かっています。
でも時代は変わって来ています…
何を求めてチームを選ぶのかは人それぞれです。
今の時代、理由は多種多様です。
私たちはどれだけたくさんの選手たちが入団してくれても皆んなが満足してもらえる様に努力をするだけです。
選手たちや保護者の方々がチームに対して努力してくれる以上に我々が頑張らなければならないと思っています。
他のチームとは違うモノが提供出来る様にこれからも頑張ります。
頑張るとたくさんの選手たちが集まってこんなすごいグランドになるんだと思うと奇跡を感じます!
日曜日…
3年生は球場が取れたので練習試合をお願いしました。
最後の大会に向けて準備のためです。
来週から始まるサマーカップ大会は2チームエントリーしてチャンスの少なかった選手たちに出場してもらいます。
出来るだけ全員が同じだけ出場出来る様にして勝ち負けばかりにこだわらない大会にしたいと思います。
出場出来なかった選手にたくさん支えられて大会に参加してきましたが、今度は支える側と支えられる側が交代します。
キャプテンがボールボーイ、4番がランナーコーチャー… そんな風に仲間のために皆んなが盛り上げる大会にします。
最後には関東大会がお盆頃に開催予定でしたが全国大会がコロナの第二波の影響で中止を余儀なくされてしまい、残念ながら関東大会も昨日中止が決定してしまいました…
それでもサマーカップ大会は皆んなで戦う最後の大会にします。
仲間に感謝の想いを込める戦いにします。
これが終われば受験生…
浦和ボーイズらしいく戦いたいと思います。
関東大会が無くなって不完全燃焼かも知れませんが、このやり切れない気持ちは高校野球にぶつけてもらうしかありません。
この最後のサマーカップには全員参加して欲しくて、すでに受験の準備に入った選手たちにもひとりひとり電話したりグランドで話をしたりしてこの日だけは参加してもらえないかとお願いをしました。
一打席だけでも、ひとりの打者にだけでもマウンドに上がらないか?とお願いしました。
最後は皆んなと一緒に終わりたいから…
そんな想いでした。
でも…
『監督へ
先日は電話をくださり、ありがとうございました。長くお休みしてしまって申し訳ありません。
全国予選。みんなの努力と指導者の力があったからこそ、関東大会出場という結果になったのだと思います。
8/9も夏期講習があり、欠席させてください。
浦ボで指導者の方々に出会えたこと、みんなと出会えたこと、学べたことは、自分にとって最高の宝物です。
浦ボで学んだ「自分で決めたことを継続すること」トイレ掃除を、毎日今も、欠かさずやっています。
チームに胸を張って、いい報告ができるよう、頑張ります。
これからの大会の勝利を信じています』
そう書いたメールが届きました。
お母さまからも…
『長くお休みをいただいてしまっているにも関わらず、先日はお電話までくださり、本当にありがとうございました。
息子はチームを欠席してもいいのか、と迷いながらも勉強に勤しんでおります。
8/9について、監督からのお電話。
本当にありがたかったです。
息子とも参加の方向で話してきました。
しかし、息子の意志は固く残念ですが8/9は欠席させてください。
息子からは、日常的に大好きな指導者の皆さまの話が出るのですが…その時の嬉しそうな顔…また、メンバーやお世話になった先輩の話を興奮気味にする様子からは、息子の中での浦ボへの思いや、大切さ、大好きさは、全く変わらないんだなぁ。と、感じます。浦ボのノートを読み返していることもありました。
本人もこんなに大事にしている浦ボでの最後の大会なのに欠席をし続けてもいいのか。
親として、問う日々です…
お忙しい監督に、わざわざお電話までしていただいたのに、申し訳ない思いでいっぱいです。
コロナの影響で、大変だとは思いますがどうぞ、ご自愛ください。』
そうメールをくださいました…
なんだか私の想いだけで来て欲しいと言ってしまったことを申し訳無く思います。
彼らは彼らの浦和ボーイズ愛の中で頑張ってくれています。
その想いを尊重してあげたいと思います。
間も無く3年生の引退です。
代替わり、2年生が最上級生になります。
3年生47名が引退しても100名以上の選手たちがいます。
また新しいチームを作り始めます。
毎年の3年生の様な最高なチームを目指してゼロからスタートします。
ジュニア大会に参加しましたがなかなか思い通りにならない厳しいスタートの様です。
でもだからこそやりがいもあります。
想いや考え方が変わると行動が変わります。
行動が変われば結果は変わります。
そのために浦和ボーイズは楽しくワクワクの中で野球をして行きます。
奇跡の出会いを裏切らないようにまた新たなチームを作って行きます。
奇跡が終わらないようにまた頑張ります!
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