土曜日…
日曜日から始まる全国予選のため、3年生は集合時間を早めて練習に取り組んでいます。
自分たちで決めた時間、自分たちで練習種目を決め取り組んでいます。
いつの間にか真面目に取り組むことがスタンダードになり、そうしていないと落ち着かなくなるようなそんな練習になっています。
考え方が変わることで、行動が変わり、それが習慣になりました。
なかなか勝てなかった試合も練習の意識が変わることで結果が変わることを知った彼らは練習に手を抜くというような事はなくなりました。
結果とは、私たち指導者が出させてやるものではありません。
彼らが勝ちたいと思えば、勝つ方向に流れます。思わなければ何も変わらず、負け続けてしまいます。
勝つために指導者が無理やりやらせて練習したところで、勝つ野球にはなりません。
だから、子供たちには練習は厳しく、試合は本当に楽しくやるから頑張ってほしいと伝えていました。
勝ちたいと思う心、楽しいという心、練習すると上手くなると実感できること、そういったことを体感して初めて継続につながります。
習慣になるまでは辛かったかもしれません。それでもやり続けることで当たり前になり、いつの間にかそれが普通になります。
そしてもうひとつ大切なことはチームをひとつにすること…
試合に出場しているものだけが野球をするのではありません。
ベンチに入れなかったものが仲間を応援する、鼓舞する。試合に参加してるものはスタンドで応援してくれている仲間のために頑張る。
そういったことが本気でできるようになるために、2年間かけて浦和ボーイズはチーム分けを均等で戦って行きます。
この最後の戦いのために、今までみんなで苦楽を共にしてきました。仲間を助け、そして助けられ、そういったことを繰り返してきたからこそ、今チームがひとつになれると思います。
選手たちがひとつになることで保護者の方々もみんな仲良くなってくれます。
我が子がベンチに入っていなくても、心の底からチーム応援してくれます。
そんなチームを見て私は素晴らしい保護者の皆様に囲まれて幸せを感じています。
日曜日…
負けられない戦いが始まります。
3年生最後の集大成です。
チームひとつになり全員で戦います。
チームを始めて15年、全国予選1回戦は何が起こるか分かりません。
負けたら終わりの一発勝負。
当然緊張もあります。
体は思うように動きません。
だからこそ『慌てるな!どんなことが起きても大丈夫。必ず波はこっちに来るから!』そう言って試合をスタートさせます。
案の定、初回に4点を先制されます。
初戦は必ず苦しみます…
前回の大会を思い出します。初回に4点を取られ苦しいスタートは同じです。
前回の大会は何をやってもうまく行かず苦しい試合のまま終わってしまいました。
しかしこの日の彼らは違いました。慌てることなく落ち込むことなく毎回1点ずつ取って行きます。
奇しくもこの日は私の誕生日。。。
選手たち皆んなが『勝利をプレゼントしよう!』とがんばってくれました。
スタンドの選手たちも一緒に戦ってくれました。
初回の4点以降失点は無く、あの機動破壊の著者、葛原先生に教えていただいたランナー二、三塁からの『コバンザメ』も一度しか練習しなかったにも関わらずマグレで決まり逆転します。
何とか一回戦を突破しました!
次は春季大会優勝チームとの対戦になります。
昨年秋も大差で負けたチームに今の自分たちの全てを出してチャレンジします。
本当に良いチームになりました!
誰かが必ずカバーしてくれます。
一日でも長くこの仲間たちと一緒に野球が出来ますように…
野球の神さまに好かれます様に。。。
全国行けますように…
おすそわけ…
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