急に涼しくなった週末…
土曜日の朝は霧雨状の雨が降っていました。
公式戦や練習試合の課題を少しずつ克服して行くために練習をしたいとグランドへ集まります。
少しでも雨が強くなれば練習は終了…
出来る所までやろう!とグランドを走ります。
『お前たちの気迫で雨を止ませてみろ!』『はい!』青春ドラマの見過ぎの様なやりとりをしてはみたものの、、、雨が強く降ったらすぐに練習はやめよう…と思いました。
練習が始まると霧雨は一時的にあがり普通に練習が出来ます。
お昼近くなると黒い雲が近づいて来たのでもう無理だろうと思いましたが強く降る事はなく終わろう、終わろうと思うと霧雨はあがり結局お昼を食べて午後からも普通に練習が出来ました。
『自分たちの気合いで雨が降りませんでしたね!』そこには選手たちのドヤ顔がありました…
日曜日
2年生は2チームに分かれて練習試合です。
11月に行われる全国予選に向けてチーム編成をします。
年内この大会だけはベンチ入りを競争してもらいます。
その前の10月の秋季大会は全員出場の大会にします。
この日曜日の練習試合は結果を厳しく求められる練習試合になりました。
全国予選のベンチ入りをかけて、最上級生になった2年生の目の色を変えてもらうために刺激を与えます。
練習試合は勝つことも大切ですがそれよりも選手たち個々がどれだけ頑張れるのかを見たいのです。
強い気持ちで臨めるか。
迷いなくプレー出来るか。
そういうモノを見たいのです。
出来るだけ同じくらい出場させてあげたいと毎試合メンバーを入れ替えます。
当たり前ですが選手たちは試合が大好きです。
普段大人しい選手も試合になると表情や動きが変わります。
『皆んな野球が好きなんだなぁ…』と感心させられます。
練習試合には目的や課題を明確にして選手たちに考えながら試合をしてもらいます。
瞳をキラキラさせながらプレーする選手たちを見ると勝つためだけに固定メンバーで試合を行う訳には行かないとまた強く思います。
全国予選などはその時のベストメンバーで闘いますが、それ以外の大会は全ての選手たちの経験のための試合にしてあげたいと思います。
引退した3年生は進路が決まった者や体験会に参加するためグランドに来て身体を動かしています。
今年も選手たちと面談をしながら彼らの行きたい高校へとつないで行きます。
選手の希望、保護者の希望、しっかりと話を聞いて助言をさせていただきながら進めて行きます。
選手たちも保護者の皆さまもこの2年半、チームのために頑張ってくださいました。
その恩に報いるためにも今度はチームが精一杯頑張ります。
希望が叶うこともあります。
そうならないこともあります。
でも最後まで寄り添って進路を導いてあげたいと思います。
高校で野球をやるための準備期間として浦和ボーイズを選んでくれたのですからその舞台に導きたいと思います。
浦和ボーイズは小さなコミニティーではありますが彼らの未来を預かる大切な場所だと認識しています。
私たちの野球界への恩返しは野球の上手いだけの選手を作ることではありません。
団員全てが幸せな野球人生を送れる様に正しく自立した選手になれる様に導いてあげることだと思っています。
人間力
心の野球
私たちの最大のテーマです。
まだまだ力不足ではありますが情熱は失いません。
皆んなの幸せは私たちの幸せです。
みんなでがんばろうな!