2020年02月

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時々OBの高校生から連絡をもらいます。

打撃不振、チーム内での問題、指導者とのこと

OBたちはまだまだ私とつながっていてくれて電話やラインなどで連絡をくれます。

相談してもらえるのは嬉しいことですが問題はなかなか難しい時もあります。


OBだけでなく現役の在団生からも悩める手紙などもらいます。


これからのことや野球の内容や将来のことなどなど


監督としてと言うより野球の先輩として話を聞いて欲しい

そんな様に感じます。


うまく助言出来る時もありますがどう答えたらいいのかと考えてしまうこともあります。


先日も高校生から連絡があり最寄り駅で待ち合わせ

素振りを少しだけ見て助言をさせてもらい一緒に飯を食べました。

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頭の良い彼は私を心配させまいと終始明るく振る舞っていました。

内容は控えますが私だったら我慢出来る事ではありません。

それでも彼は残された高校野球を精一杯やりきるためにそれを飲み込むと私に言いました。


なぜこんなにも子供たちがつらい思いをしなければいけないのか

野球界の古い体質にがっかりします。


彼との食事は楽しく、昔話に花が咲きます。

あの時、どんな気持ちだったか

そんな話を面白おかしく聞いていました。


彼らの話を聞いてあげることくらいしか出来ませんが少しでも彼らの心が軽くなればと思います。


私は自分の経験を交えて語りますが、それだけではこの時代にうまく当てはめて話が出来ません。


昔と今ではほとんどの考え方ややり方が違います。

その野球界の昔と今のギャップが青少年たちの野球人口を減らしている要因だと痛感しています。 


だからこそ我々は誰が考えても正しさを求めて行かなければならないと思います。


野球界の特殊な正しさでは無く

人として社会にも通ずる正しさを求めて野球をして行かなければなりません。


また彼のおかげでたくさんの気づきをもらえました。

ありがとう。



この三連休はスケジュールはぎっしり詰まっておりました。

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土曜日

2年生は私の念願だった宮城県で活動されている東北高校の後輩が監督をされているチームが連休を利用して遠征に来るとのことでしたので練習試合を組みました!


場所はこれもまた東北福祉大学OBの先生が顧問をされている野球部グランドと地元のコネクションで固めた練習試合です。


しかし

会いたかった後輩監督はインフルエンザで来られない

そんなに先輩がキライなのか?

本当に残念でした。。。

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それでも具合の悪い中、お詫びの電話をくれるかわいい後輩です!

まぁ連絡して謝っておかないと面倒くさい先輩だと思ってのことだと思いますが


かわりに遠征に来られた私より三つほど年下のコーチとお話をさせていただくとなんと仙台育英のOBの方で我々の恩師の竹田先生の教え子でした。

同じ竹田野球の経験者でまた深いご縁を感じました。


宮城県の高校野球のことや当時の竹田先生のお話などさせていただいて楽しい時間になりました。


次回はインフルエンザなどに負けずに会いに来て欲しいと伝えてもらうように言付けをお願いしておきました!



日曜日

2年生は2チームに分かれて練習試合に出かけました!

全員出場してもらい冬の成果を見せてもらいます。

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驚くほど成長して頑張っている選手に目が行きます。

嬉しい瞬間です。

不器用ながら精一杯プレーしています。

この日たまたま調子が悪く結果の出せない選手もいます。


彼らはたくさんのプレッシャーを感じながらプレーします。

プレッシャーを感じていては野球に集中出来ません。

プレッシャーは自信の無さです。

試合になれば開き直って集中することが大切だと思います。

集中するためには自分が納得するまで練習しかありません。


今日の失敗を次に生かすこと

そのために全員を出場させています。


失敗から学び努力する

成功を継続するため努力を怠らない


これを繰り返します。


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祝日の月曜日

午前中はストレッチとダンスのレッスンです!

中学生の今、身体の使い方を覚えるラストチャンスになります。


ダンスの先生の動きをマネる

人の動きに見て合わせる

リズムやタイミング

身体を大きく使う


全て野球に必要な動きになります。

高校野球に行けば野球漬けになり野球しかしなくなると思います。


プロ野球選手たちですらこの時期には野球以外の様々なトレーニングをしてオフを過ごしています。


普段使わない神経回路の練習や動きを取り入れることで彼らのパフォーマンスは格段に上がって行きます。


野球ばかりで上手くなる時代ではありません。

楽しみながらのダンスは素晴らしいトレーニングです!


午後からはグランドに戻り通常練習になりました。

この日の夕方にはグランドで入団説明会を行わせていただきました。

たくさんの保護者の方々にお集まりいただけて嬉しい限りです。

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皆さん入団を検討してくださっている様でチームの説明に真剣に耳を傾けてくださいます。


ひしひしと期待を感じます。

その期待を裏切らない様にしなければなりません。

説明会で説明した様にやり抜かなければなりません。


募集して選手たちを集めるにはまた新たな覚悟と責任が必要になります。


身が引き締まる想いを感じています。


4月からは今募集しています12期生がスタートになります。

まだまだ体験練習参加も可能です。


3月にもう一度入団説明会も実施したいと思っております。


皆さまどうぞよろしくお願いいたします!


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2月24日・祝日の月曜日
15時半よりホームグランドにて
入団説明会を実施いたします!
たくさんのご参加お待ちしております。




今年もたくさんの小学生たちが体験練習に参加してくれています。


いつもと同じ練習に先輩たちに混ざって初めての体操やトレーニングをしてもらいます。


笑いながら楽しくやってもらいます。

それがいつもの練習だからです。


保護者の方とお話しをするとどんな目的でクラブチームを選ぶのかが見えて来ます。


怪我や故障をさせたくない

野球を嫌いになって欲しくない

高校野球へつなげたい

野球の基礎、基本を教えてもらいたい


そういうご希望やご期待があります。


皆さんチーム選びは慎重です。

当然失敗したくありません。

安心してお子さんを預けることが出来て成長してもらいたいからです。


体験練習に来る選手たちには出身チームや連絡先など名簿を作成するチームもあるようですがウチのチームは一切名簿は作りませんし名前すら書いてもらう紙はありません。


体験練習に来て、また来たいと思ってくれるかどうか

何かを感じて二度三度と来てくれるかどうかだと思っています。

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インスピレーションやご縁や空気感など合うか合わないかはあると思います。


選手にその気が無いのに無理強いして入団してもらってもその選手に想いが無ければ成長はありません。


だから営業マンの様に電話をしたり、自宅訪問したりして巧みな話術で勧誘するチームがあると聞くと驚きと違和感を感じてしまいます。


確かに野球が上手な選手が体験練習に来ると将来どんな選手に成長するか見てみたい

そんな風に思いはしますが選ぶのはあくまでも選手たちです。


だからこそ選ばれるチームでいたいし

信頼されるチームになれるように努力をしなければなりません。


勝つために選手を選び選別して連絡して勧誘するつもりはまったくありません。


純粋に彼らのこの先の野球人生に必要な人間力や自立を促すチームであって、勝つことは目標に過ぎません。


このチームで野球をやりたい、ここなら成長出来ると思って来てくれる選手だからこそたくさんの困難にも乗り越えられ成長出来るのだと思います。


そして体験練習だからといって特別なことはしません。


どんなチームなのか

どんな練習をするのか

先輩たちはどんな人たちなのか


そういったところをしっかり見てもらいたいと思います。


世の中は勝利至上主義から少しずつ脱却を目指し始めています。

子どもたちが心から楽しめる大好きな野球であり続けられるよう我々が変わらなければなりません。


昭和の軍隊式野球では無く

選手ひとりひとりが考え、動けるチームを目指して

それを導ける指導者でありたいと思います。

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今までの野球界は古い昭和の慣しの中でそれが正しいとされ保護者も選手もチームに従い我慢を強いられていました。


今はもう時代が違います。

チームの存在意味を勝つこと以外でも打ち出せなければ選ばれるチームにはなりません。


野球に求めるものは勝つことだけでは無くなりました。


私たちのチームは10年前からそう思い活動してきました。

やはりこういう時代になった

そう感じます。


高校時代に教えていただいた人間力の野球が今やっと理解され始めたと感じています。


私たちが幸せだったのは高校時代の恩師竹田先生が勝利至上主義ではなく野球は人間教育の場だとご指導いただけたことです。


人間が野球をする

人間が野球に出る

だから人間を磨く


この考え方を教えていただいてさらに甲子園に出られた成功体験があるのです。

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だから信念を持って子どもたちに指導することが出来ます。


野球は楽しい!

野球で人間は成長できる!

そう心から思って指導しています。



2月に入りオープン戦もはじまりました。

2年生は人数が多いため2チームに分かれて遠征しました。

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冬の間の厳しい練習を乗り越えてどれだけの成長が出来たか試す練習試合です。


驚くほど成長が結果に現れる者もいればそうで無い選手もいます。

それで良いのです。

結果を出せた者はまた結果を出せる様に努力をします。

結果が出なかった者は更なる努力が必要になります。


やるかやらないは自分次第

自分の考え次第で結果は変わります。

それを知るために皆んな自分で行動するのです。


やらされる努力では無く

考えて努力を継続出来るかどうか


人生のヒントはたくさん野球の中にある様に感じます。


彼らとずっと一緒にいて彼らの頑張る姿を近くで見ているので試合で結果を出したり成長した姿が見られると我がことの様に嬉しくなります。


逆に苦しんいる選手の気持ちは痛いほどよくわかるので乗り越えられる様にまたそばにいてあげようと思います。


新3年生たちとの時間はあと半年

残りの時間を楽しく過ごせる様にやるべきことをしっかりやろうと思います。


精一杯やると何かが変わる

それを見たいと思っています。


楽しみです!
















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まだまだ体験練習を行なっております。

練習試合も始まりますのでご参加の希望日はお問い合わせくださいませ!


2月24日・祝日15時半よりホームグランドにて入団説明会を行います。

興味のある方、入団を考えていらっしゃる方、ぜひご参加ください。


この日無理な方には個別対応もさせていただきます!

お気軽にお問い合わせくださいませ。


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少年野球では成長期の子供たちの肩や肘を守るため回数制限や球数制限を始めています。


ボーイズリーグだけでなく中学校の軟式野球でも他リーグでも様々なルールで子どもたちを守ろうとしています。


高校野球でも投球制限を設けて一週間500球という目安が始まりました。


甲子園大会中も休養日が設けられるなど選手たちのコンディションを考えるきっかけにもなり改革は進んでいるかの様に思います。


その反面

投球制限の弊害として

勝つためにツーストライクになるまで打つなと指示するチームが出てくるでしょう。


エースが球数制限によりマウンドを降りれば有利になると考えるからです。


試合には時間制限があり投げる投手には15秒以内に投げなければならないと時短ルールがある中で球数制限は全く時短に当てはまらないルールな様に思います。


基本的な考え方は性善説で決められて行きます。

ルールはたくさん決まって行きますが果たしてどう解釈するかはチーム次第の様な気がします。

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浦和ボーイズでも最上級生となる2年生とこの話をしましたが、投手にはどんどんストライクが投げられる様に練習することを指導し、打者はファーストストライクからしっかりバットを振る準備をする様に指示しました。


全ては彼らの目標である高校野球での活躍のためです。

ツーストライクまでバットを振らない選手では高校野球で通用しません。


目先の勝利のために間違った野球だけは指導したくありませんし、そんな姑息な考えで勝つ事が正しい野球だとは思えません。


我々は勝つことを目標にはしますがそのプロセスを大切にします。

プロセスを大切にするからこそ環境に配慮をします。


野球が上手ければ良い?

勝てば良い?


そうでは無い事をしっかり今、教えなければならないと思います。


当たり前のことですが試合中の汚いヤジも禁止です。

相手チームの素晴らしいプレーには

称賛の言葉や拍手を贈ろうと指導しています。


汚いヤジは野球の楽しさを奪い嫌悪感を与えます。

正しい野球だとは思えません。

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『試合』は『試し合い』と書きます。

相手がいてくれるから試すことが出来ます。

相手チームへのリスペクトがあるから試合をするのです。

必ず相手チームから学べることがたくさんあります。


そういう野球をする上で野球をする意味を指導出来ないのでは選手たちが不幸になってしまうと思います。


人間力を課題として

自立を目的として

正しい野球を指導したいと思います。


そのために

球数制限やルールで縛ることも必要かもしれませんが、まず指導者がしっかりと勉強し選手たちの身体に負担のかからない野球を理解すること、選手のパフォーマンスを見て限界の前にストップをかけられなければならないと思います。


技術的なことや成長期の子供たちの身体を知ること。

大きな身体の選手、小さな身体の選手、早生まれの選手など同じ練習とそうで無い練習も考えて行かなければなりません。

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何より大切なことは野球を通じてより豊かな人間性と人間力を身につけるための野球であって欲しいと思います。


相手チームへの尊敬

仲間との絆

支えて支えられる人間

様々な感謝の気持ち


たくさんのルールでしばらなければならない理由は勝利至上主義への警告です。


野球選手の不祥事も勝利至上主義の代償だと感じます。


指導者がもっと選手たちの身体や心を理解してたくさんの勉強と経験を積むことをすればルールでしばらなくても選手たちを守ることは出来ると思います。



野球という素晴らしいスポーツの中で勝つことだけが正義

野球のうまさが人間の評価になってはいけません。


選手たちは何のためにクラブチームで野球をやるのか

クラブチームへの保護者の期待は何か


そういうことをしっかり考えてまた取り組んで行こうと思います。


まだまだ体験練習は続いております。

たくさんのご参加をお待ちしております!

よろしくお願いします。

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毎週体験練習の参加ありがとうございます。

2月24日・祝日15時半よりホームグランドにて入団説明会を行います。

興味のある方、入団を考えていらっしゃる方、ぜひご参加ください。

この日無理な方には個別対応もさせていただきます!

お気軽にお問い合わせくださいませ。

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現3年生は受験の真っ最中

私学組は合否が発表され少しずつ進路が確定してきました。


あくまでもチームとしては高校へつなげる役目だと認識して野球も勉強も私生活も正しく両立出来るようにアドバイスをしています。


体力が無いと集中力は弱くなります。

集中力が弱いと継続が出来ません。


だから好きな野球をやることで体力を付けて集中力と継続を図ります。


野球で小さな成功体験を積み、その経験が勉強やプライベートにも活かされてくると思います。

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高校の先生方も欲しい人材を求めて選手たちを見にきてくださいますが、ひと昔前なら野球さえ上手ければ

野球の能力さえ高ければお声をかけてくださいました。


しかし今の時代必要とされる人間は野球だけ出来れば良い選手ではありません。


進学するにあたっては我々が自信を持って高校の先生方にお預け出来る選手を育成したいと思っております。


それは野球の取り組みも勉強に対する姿勢も私生活も

しっかりした考えを持って高校へ行ってリーダーシップを取れる様な選手になってもらいたいのです。

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だからこそ自立を掲げてチームを運営しています。


当然中学生はまだまだ子ども。

間違えたり失敗したり調子に乗ったり

そんなことは当たり前です。


それより根っこの部分が素直で真摯で感謝の気持ちを持てる人間か

そういう人間力は高いのか

というところが大切だとつくづく思います。


ウチは育成型のチームとよく言われますが、我々の指導が東北高校野球部時代の恩師竹田先生の指導がベースにあります。

それが『心の野球』です。

青臭いセリフ、バカバカしい。。。

そんな風に感じる方も昭和の野球経験者の方にはいらっしゃるかと思います。

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竹田先生にご指導いただくと 

この『心の野球』の意味を理解出来る様になります。


先生の代表的な指導の言葉に

『キャッチボールは相手の気持ちを考えて投げなさい。』とあります。


それは相手がどこに投げて欲しいか考えてプレーしなさい。

という意味です。


全てのプレーには意味があります。

そして野球は個人競技では無く団体競技です。

仲間と助け合いながら与えられた立場(ポジション)で勝利を目指します。


そのために大切なことは何か?

やるべきことは?

人間性、人間力、人として


野球の技術さえ高ければ良い時代は終わったように思います。


今の時代だからこそ必要な指導が自立や人間力だと思います。


浦和ボーイズの育成とは野球の技術だけでは無くて正しい人間の育成でもあると思っています。


野球という素晴らしいスポーツの中で仲間たちと目標にむかって切磋琢磨する。


浦和ボーイズは全員補欠で全員レギュラーです。

仲間を支え、仲間に支えられる環境を作ります。


心が育つことで子どもたちの成長のスピードは変わって来ます。


練習は上級生になってくると大学生の様な練習に変わります。

やらされる練習ではなく個人練習が多くなり全体練習は短い時間になります。



与えられた課題を各自が考えながら行います。

我々指導者はそれを見守りながら質問、疑問を持った選手に答えて行きます。


見るからに崩れている選手には声をかけますが指摘ではなく原因を話します。


指摘は指導ではありません。

原因を探り改善策を一緒に考えるのが指導だと思っています。


今月からオープン戦も解禁になり少しずつ実践練習が増えて行きます。

春には最終学年となる現2年生のカウントダウンが始まります。


2年生たちの練習に対する取り組み方は素晴らしいものがあります。

見ていて気持ちが良いです!

誰一人手を抜かず頑張っています。

そういうチームを作っている彼らの仲の良さ、絆の強さを感じます。


何かやってくれそうな期待を持たずにはいられません。

純粋に楽しみです!

彼らの努力が身を結ぶように我々も精一杯サポートして行きます!

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