3チームに分かれて参加させていただいた大会も全て序盤で負けました。
特にロータリー杯二回戦では
相手の『勝ちたい』と言う思いの強さに負けました。
相手の勝ちたいという強い気持ちがヒットを生み
相手の負けたく無いという思いがエラーを誘います。
その勢いに飲まれ歯車が少しずつ狂います。
我慢の野球でしたが我慢しきれず失点して行きます。
嫌な空気は払拭出来ず回は進んで行きます。
回を増すごとに精神的に守りに入って行きます。
だから前に出られずエラーをします。
判断も悪くなります。
ベンチからの指示も徹底されず
低い意識の中で試合をしています。
この新しい2年生の新チームはポテンシャルも高く理解力もあります。
だから容認、放任した部分もありました。
しかしいざ公式戦では力を発揮することは出来ませんでした。
相手の気持ちの強さに飲み込まれ、成すすべが無いのです。
結局最後は思いの強さや気持ちの強さが勝敗をこれだけ大きく左右するのだと痛いほど感じた事だろうと思います。
結果が出てしまったので変わらなければなりません。
変えなければ結果が変わらないからです。
今回長野大会、ロータリー杯、板橋区長杯と2年生は3つのチームに分かれて大会に参加させていただきました。
たくさんの経験とたくさんの課題を手にしたと思います。
さて…
どうやって思いや気持ちを強くしようか…
かと言って我々は無理やり押し付けた猛練習をするつもりではありません。
選手たちはまだ子供…
何かを変えて足りないものを補って行く
それを導いて行きます。
彼らに足りないものは…
やりきる
乗り越える
決断する
これを課題にしなければなりません。
彼らの目標は決まっています。
今のままでは目標には到達出来ません。
約束事を決めます。
三つの約束を彼らに決めてもらい
必ず実行する とコミットしてもらいました。
まずはこの三つの約束を彼ら全員に決断させ乗り越えやりきってもらうことを課題にします。
小さな約束です。
大したことではありません。
それでも彼ら自身が足りないと思い
やらなければならないと思っていることなのです。
これが大事だと思います。
出来なければまた練習が止まり 集まり
皆んなで確認し、励まし、意識を高め取り組ませます。
内弁慶な選手ばかり…
だから大人しくマジメ
それが野球にはジャマな時があります。
この2年生は47名の大所帯です。
どこのチームにも負けないだけの人数です。
だからこそ全員の想いが、全員の励ましや負けないと言う気持ちがひとつになれば必ず結果は付いてきます。
その成功体験をこれから彼らと作ろうと思います。
最初からそうしていれば?
そう言われる方もいるかと思いますが
やはり自分たちで感じ、負けて学び負けて成長するのだと思います。
勝っていればきっと考えることもありません。
負けた悔しさが無いと継続にもつながらないと思います。
だから負けた分だけ強くなって行くのだと…
これが浦和ボーイズの『急がば回れ』の様な気がします。
新しいチームの主将が目を真っ赤ににしていました。
負けたからでは無く
悔しくてでも無く
自分の不甲斐なさに…
チームを導けなかったことに…
目頭を熱くしたのだと思います。
そういう男です。
立ち止まっている訳には行きません。
また前に進みます。
何度叩かれても諦める訳には行かないのです。
今後結果が変わって行くのを楽しみに見て行きたいと思います…
追伸…
1年生たちの初の公式戦参加も行われました。
資格審査やボーイズリーグの試合の流れなど初めてのことばかりです。
新しい公式戦ユニフォームに身を包み臨みました!
11期生のスタートです。
また応援よろしくお願いします。