2017年12月

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7期生の卒団式が土曜日に行われました。
3学年で選手は105名…
全員が揃う日も今日が最後になります。
全学年の保護者やスタッフを含め200名を越える式典になりました。
この式を終えると3年生は皆高校へと舞台を変えます。

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一言で言うなら『大人』だったチーム。
真面目で自分たちで考えて行動出来る学年でした。
手もかからず我々指導者の意図をすぐに理解して動ける学年でした。
そしてとても仲も良くチームが一つになっていました。

浦和ボーイズ史上最高位の夏の予選大会埼玉県第3位を勝ち取り、関東ボーイズ大会やジャイアンツカップ予選など、たくさんの舞台で浦和ボーイズの名をとどろかせてくれた学年でもありました。

その3年生も卒団になります。
毎年卒団式は手作りで子どもたちが全てを仕切ります。

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司会進行や寸劇など
皆選手たちが考えて行います。
私たちスタッフは裏方にまわり音響や舞台のセットなどを担当します。

スタッフの挨拶では、やはり込み上げて来るものがあり思わず声がつまります。

長い時間を共にして来た3年生の一人一人に思い入れがあります。

在団生による寸劇は会場を大爆笑のウズへと巻き込み、全ての人を笑顔にしてくれました。

浦和ボーイズの名物になりました、チームから卒団生へ贈る記念のDVDもスタッフで企画、構成し思い出を振り返りながらの上映です。

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式の最後には卒団生から保護者へ2年半の感謝を手紙にしたため読み上げます。
これもまた我慢出来ずたくさんの涙を誘います。

卒団生からはスタッフに向けて今年も素晴らしい記念品をいただきました。
浦和ボーイズでの写真集です。

スタッフをはじめ選手一人一人のたくさんの写真が納められています。
浦和ボーイズでは一人一人が主役です。
限られた選手だけがスポットライトを浴びる訳ではありません。
選手みんなが輝いています。

楽しい時間はあっという間に流れてしまいます。
式が終わった後は記念撮影になります。
これも恒例なのですが3年生はチームからの贈り物の卒団記念Tシャツに着替えて写真を撮ります。

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今年からTシャツも『ベースボールジャンキー』と言うブランドと浦和ボーイズのコラボレーションしたTシャツになります。
ベースボールジャンキーと言う犬のマスコットが浦和ボーイズのユニフォームを着てくれたプリントです。

選手や保護者からも評判が良く
『監督のセンスとは思えない…』とお褒めの言葉??をいただきました。

卒団式の終わりには3年生と最後のミーティングをさせてもらいました。
みんなと握手で名残惜しくお別れです。

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卒団式後は大宮に場所を移して保護者の皆さまから謝恩会にスタッフ多数御招待をしていただきました。
60名を越える大謝恩会です。
ほぼ全ての3年生の保護者がお集まりくださって別れを惜しんでくださいました。

この日何より嬉しかったのはこの謝恩会でいただいた保護者のご挨拶でも、卒団式でいただいた保護者のご挨拶でも、卒団生からの言葉の中にも
浦和ボーイズでの2年半
人間力…
人間性…
人として…
そういった言葉をたくさん聞く事が出来ました。
我々が伝えたい事を理解していただいています。

さらには謝恩会で保護者の代表の方の締めのお話では
『皆さん卒団したらチームへの恩返しをしましょう。
浦和ボーイズへの恩返しはこれからも変わらず大人と子供の成長です。
今後も人間力を高めるために一生懸命努力をし続けましょう。
それがチームへの恩返しです。』

そんな風に言っていただけました。
涙が出ました…
本当の理解を感じられて感極まってしまいました。

子どもたちだけでなく保護者の皆様との信頼関係が、絆がチームを強くしてくれました。

我々スタッフもまだまだ成長をしなければなりません。
もっともっと人として高みを目指さなければなりません。
立ち止まったり満足したり過信したりしたらすぐにチームはダメになります。

歴代の卒団生たちと保護者の皆様が造ってくれたこの浦和ボーイズをいつまでも良いチームとして継続するために
我々残されたスタッフが人として成長し続けることが大切だと思います。

今年もたくさん勉強させていただきました。
経験は人を成長させてくれます。
反省もたくさんあります。
失敗もたくさんありました。
でもまた前に進みます。
より良いチームになれるように…

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翌日の日曜日は通常練習でした。
卒団式が終わりホッとしたのか
ぽっかりと穴が開いた様な気になります。
もうすぐ今年も終わります。
この日は年内最後の全体練習になりました。

練習の最後にはグランドを清め
グランド納めを行いました。

年内は皆様には大変お世話になりました。
来年も変らぬご支持をいただけますよう心からお願い申し上げます。

ありがとうございました。
また来年よろしくお願いいたします。

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ふと…
考えたりします
大人も子どももおんなじ人間…

人には悪く言われたくない
人には悪く思われたくない

人には尊敬されたい
人には認めてもらいたい

人から注意されたくない
人からとがめられたくない

人の悪いところは見える
自分の悪いところは見えない

暗いより明るい方が良い
怒るより誉めた方が良い
つまらないより楽しい方が良い

汚いよりキレイな方が良い
乱雑より整頓がした方が良い

だから気を配る
だから頑張る
だから勉強する
だから一生懸命にやる

やらないと認めてもらえない
敬わないと敬われない
認めないと認めてもらえない

間違う事もある
出来ない事もある
知らない事もある
反省する事もある

素直さはずっと必要
謙虚さはずっと必要

頑固さは邪魔
柔軟さは必要

妥協はしない
簡単に諦めない
途中で投げない

自分だけ良いと思ってる
周りはそれをダメだと思ってる

自分には訳があるから正しい事も
人から見ればただの自分勝手…

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みんなわかっている
当たり前だと知っている
いつでも出来ると思っている

ただこれがなかなか難しい
当たり前が難しい

わかっていれば簡単なはず
だけど簡単が難しい…

簡単な事を正確にやる
誰にもマネ出来ないくらい正確にやる

難しいのは内容ではなくて
自分の心が難しくする

だから全て自分の責任

そう思って生きて行く

まだまだ出来ていない事ばかり。
まず自分がやってみせる。
そうしないと子供に言えない。
言う資格はない。


全て野球に教えてもらうことばかり
だから野球を続けさせてもらう

選手がいてくれるから
保護者が理解してくれるから
チームが存在し、成り立っている

毎日、感謝を忘れない。

これからもそうやって生きて行きたい…

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土曜日には私たち東北高校の後輩にあたる元プロ野球選手、中根仁氏をグランドにお招きして
野球勉強会を開きました。

中根仁氏は
東北高校→法政大学→近鉄バファローズ→横浜ベイスターズ
で活躍され現役引退後はスカウトや外野、打撃コーチをし、長年に渡りプロ野球界を牽引されてきました。

今回は仲良くしていただいているTボーイズさんと一緒にプロの技術指導を学ぼうと合同練習をしていただきました。

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ウチの後輩コーチは中根氏と同級生になります。
さらにこの日はこれまた彼らの同級生で名門社会人チーム、東京ガスで活躍した斎藤氏も参加していただいて指導にあたってくれました。

東北高校OBが学年を越えて集まり、子供たちに野球を教えるなどと昔には考えられない事でした。
しかし後輩たちも嫌な顔一つせずに真剣に子供たちに指導してくれます。

厳しかった高校時代を今はお互いに笑って話せる様になりました。

中根氏はコーチ時代にベイスターズの筒香選手や梶谷選手を育てた実績もあります。
さすがに中学生には基本中の基本を指導してくれます。

中根氏が大切にしているのは『姿勢』です。
『猫背や傾いた型は力を生まない』と教えてくれます。
姿勢は型だけでなく学ぶ姿勢や取り組む姿勢も伝えてくれました。

1人1人丁寧に見てくれます。
褒めて指導してくれます。

『小さくなったらあかん!大きく身体を使え!』東北人のクセに近鉄行ったおかげでへんな関西弁が時々出ます。

子供たちは偉大なコーチに目を輝かせながら指導を受けていました。

守備は東京ガスの斎藤氏が見てくれました。
私がノックした打球を軽やかにさばく斎藤氏の姿を見た子供たちから『おおおおぉ~』 『すげぇ~』尊敬の眼差しです。

歳は一つしか違わないのに動きは私たちとだいぶ違います。
彼の動きは現役そのもの…
どうした俺⁈ 残念でなりません…

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練習の終わりには股関節の柔軟性と強さの必要性の説明とトレーニングを教えていただきました。

後輩たちと楽しく指導が出来る幸せを感じました。
ありがとうございます。

子供たちも憧れのプロ野球選手と触れ合う事が出来て刺激を受けた事だと思います。

来月もスペシャルゲストをお招きしたいと思い調整しております。
お楽しみに!

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日曜日には卒団した4期生のOBたちがグランドに顔を出してくれました。
高校の後の進路報告に来てくれました。

みんなデカくなって見上げる程です。
『あれ?縮みましたか?』
あの頃は叱られてベソかいてたくせに
生意気な事も言うようになりました。

大学で陸上をやる者
大学でラグビーやる者
就職する者
医療関係の学校に行く者

様々ですがみんな報告に来てくれます。
みんな私の息子たちです。

良い奴ばっかりです。
男になって来ました。

嬉しい事ばかりです。
毎日に感謝
野球に感謝です。

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中学生と野球をやり始めて日々たくさんのことを考え、学ばせてもらっています。

本を読んだり勉強会に参加したり
おかげ様で野球に関連しなくても勉強する気持ちは強くなりました。

野球に関連しないような講義でも
深く考えて行くと
これは選手たちに伝えよう…
こんな考え方も野球に必要だなぁ…
とたくさんの気づきをくれることがあります。

勉強は野球だけでなく仕事にも多大な影響を与えてくれます。

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それは部下やアルバイトを指導、教育する上でも仕事を進める段取りにおいても
お客様に対する接渉にもたくさんの利点をもたらせてくれます。

ここにとある会社の社是があります。
最近目にして心に残りました。

『やってはいけない12カ条』

1.旧来の方法が一番良いと信じている事。
2.餅は餅屋だと自惚れている事。
3.暇が無いと行って本を読まない事。
4.どうにかなると考えている事
5.稼ぐに追いつく貧乏無しとむやみやたらと骨を折る事。
6.良いものは黙っていても売れると安心している事。
7.高い給料は出せないと言って人を安く使う事。
8.支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をする事。
9.機械は高いといって人を使う事。
10.お客はわがまま過ぎると考える事。
11.商売人は人情は禁物だと考える事。
12.そんなことは出来ないと改善しない事。

初めてこれを見た時に仕事に生かしてやって行こうと思いました。

でも考えてみると指導にも当てはまることばかりです。
少年野球に例えると

1.我々の時代にやっていた練習が一番正しいと錯覚してしまう事。
2.名門校でやっていた、野球経験値が高いなど自惚れてしまう事。
3.仕事が忙しいなどとたくさんの言い訳をして勉強をしない事。
4.真剣に。出来る事を精一杯取り組まない事。
5.長い時間とたくさんの量を練習すれば強くなると勘違いする事。
(休息が無いと成長ホルモンが出ません)
6.良いチームだといって努力も改善もせずに慢心する事。
7.保護者に当たり前のように作業や係を与えて当然のように甘え、なんでもやらせる事。
8.お金払いの悪いことでチームの信用を下げる事。
(スポーツ用品店への支払いやグランド費用など。)
9.お金が無いと言って必要な物まで購入しない事。
10.保護者や選手を色眼鏡で見てしまう事。
11.勝負に情けは無用だと言い勝利至上主義が全てになる事。
12.最初から無理だと諦める事。

考えれば考えるほど会社とチームは同じだと感じます。

人が集まらなくなる原因にはやってはいけない12カ条に当てはまる項目がいくつもあるのだと肝に命じます。

仕事の場合は仕事で業績を上げるために良い会社、良い職場作りが必要になり、それが生産性を高め、しいては自分の暮らしを豊かにし対価を上げることにつながります。

私の商売では『三方良し』が好ましいとされていて
まずはお客様、そして業者さん、さらに従業員。
今時の言い方だとウィンウィンの関係と言うのでしょうか…

お客様が喜んでたくさん消費してくだされば仕入れが増えて業者さんも喜びます。売り上げが上がれば会社も利益が増えて給料も上がりますし仕事に誇りとやりがいが持てます。

売り上げが下がると利益を上げろと言われる現場は仕入れを抑えたり仕入れの金額を業者さんに安く下げさせたり
お客様に出すものの値段を上げたり原価をかけなかったりお客様に迷惑をかけます。
そうなるともう負のスパイラルです。

チームで言うならば選手と保護者と指導者の三位一体という言い方になりますが、これもまた『三方良し』なのではないでしょうか?

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選手たち全員が一生懸命野球に打ち込み
選手たち全員が楽しそうに野球に取り組んでくれる事で人間的な成長を感じてくれれば保護者の皆さまも喜びや嬉しさを感じてくれるはずです。

子どもの精神的な充実や成長は保護者のチームへの協力を促します。
子どもが頑張っている事で保護者は何かやろうと動いてくれます。
チームに当番が無くても困った時助けてくださいます。
だから私たちは全てを子どもたちに注ぎます。
保護者の皆様に支えられる事でまたチームは成り立ち継続できます。

そうする事で初めてチームの『三方良し』になるように思います。

親の協力が悪いとか
子どもが言う事を聞かないとか
問題はそんなことではないはずです。

うちの代表は言います。
指導者の精神的充実が目的ではない。
指導者が選手たちとどう接して
子どもたちが人間としてどれくらい成長しているかが一番大切な事なんだと。

してくれない…
やってくれない…
言う事を聞かない…

ではなくて自分たちがどうしているかが試されるのだと言います。

人は鏡です。
相手は鏡です。
どう映っているか見えていますか?
よく代表に言われます。


会社もチームも世の中も原理原則は同じ、一緒です。

一番大切なのは人間の成長です。
人の大切さです。
相手を思い、相手に思われる様に接して行きます。

そうすれば必ず会社は利益を
チームは素晴らしい結果を得られるはずです。

野球を指導させていただく様になって見えないものや今まで気がつかなかった事に気づける様になります。
だから偉そうに野球を教えてやってるなんて言えません。

教えてもらっているのは我々指導者です。
まだまだこんな歳でも成長したいと思うし出来ると思います。

だから野球をやっているのです。

勝敗はただの結果…

結果はプロセスによって決まります。
私たちはプロセスに全てを注ぎます。
仕事も野球も大切なことは世の中同じ。
これからも変わりません。

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11月初めに行われた秋季大会がベスト4に入れたご褒美として12月2日から行われた『中村紀洋大会』に参加させていただきました。

中村紀洋さんは元プロ野球選手、近鉄バファローズなどで活躍された選手です。

この大会の準決勝、決勝戦などはネットTVでも放映される大きな大会になりました。

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土曜日が開会式ならびに第1試合とタイトなスケジュールでしたが年内最後の大会です。
思い切り良く戦ってくれればと思いました。

第1試合は山梨県代表チームとの戦いです。
先発の左投手が乱調からのスタートで3点を先制されます。
2番手投手は要所を締めてその後の失点を許しません。

長身の相手投手の速球に苦労しましたが中盤以降は相手のミスやスクイズで得点が出来、同点に追いつきます。

最終回一番から始まる好打順になんとか一点を取る事が出来てサヨナラ勝ちが出来ました。

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その日に二回戦が第三試合に行われ
この試合は来春に全国大会に出場を決めている茨城県代表チームとの戦いです。

成長株の右投手が7回まで投げきり勝利することが出来ました。

これでこの大会もベスト4進出となりました。
前回の全国大会予選で不甲斐ない結果に終わり、その後の毎日の過ごし方や練習に対する考え方を変えて取り組んで行く事が課題でした。

考え方が変われば行動が変わる
行動が変われば結果が変わる

練習でも少しずつ取り組む姿勢が変わり始めていただけに今回のこの大会は彼らの成果を試す絶好のチャンスでした。

そしてその成果が見事に出たと思います。
相手は二チーム共に強豪チームでした。
だれもが浦和ボーイズが勝つとは思っていませんでした。
でも選手たちはみんなの力で勝利を勝ち取りました。

この成功体験は彼らの自信につながってくれると思います。

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その土曜日の夜には中村紀洋さんを交えたレセプション会が行われ、各チームとの懇親をはかりました。
他県のたくさんのチームとお話が出来る素晴らしい時間もいただけました。
また野球の輪が広がります。

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翌日の日曜日…
準決勝、決勝が行われました。
ネットTVでの放映もあり、なかなかの華々しさを感じます。

対戦チームは神奈川県代表チーム。
こちらも強豪チームです。
さすがに全く歯が立たず敗戦です。

考え方を少し変えベスト4には入る事は出来ましたが、力の差は埋められません。
まだまだ練習が足りません。
打撃も走塁も守備もレベルアップが必要です。

でも彼らが少し変わっただけで大きく結果が変わった事はチームにとってとても大きな刺激になったと思います。

もっと上を目指すのならまだまだやらなくてはならないことがたくさんあります。
それをみんなが身を持って理解してくれたと思います。
この冬を前に素晴らしい経験と勝利と敗戦をいただきました。
課題が明確になり取り組む姿勢も変わる事がもっともっと大切だと身にしみています。

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その中でも楽しさと明るさを持って野球に向かいたいと思います。

素直な真面目なチームなだけに来春を迎えた時の成長した彼らが楽しみです。

『思考を変えれば人生は変わる』

私も身をもって感じている言葉です。
まだまだ至らないところばかりでご指摘も受けますが野球の素晴らしさとたくさんの感動の中でまた選手たちと一緒に汗をかいて行きたいと思います。

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ボーイズリーグ埼玉県支部は全ての公式戦も無事終了し、対外試合が出来ない期間に入ります。
厳しいトレーニング時期に入ります。
暖かくなった来春に暴れるチームを目指してまた頑張ります。

どうぞご期待ください!

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