2016年11月

イメージ 1


年内全ての大会も終わり
季節も冬に向かっています。
野球はシーズンオフ…
この冬は2年生、1年生の成長を期待する冬となります。

トレーニングもさることながら人間的な成長を期待しています。

毎日決めた事を実行する…
人の嫌がる作業を率先してやる…
効率を考え工夫する…
そして簡単な事を正確にやる…

野球が上手い下手に関わらず出来る事はたくさんあります。
考える力と行動力を鍛えると気づきが増え、それが自信につながり確実に野球は上手くなります。そう信じています。

投手には
『チームの誰よりもがんばりなさい。走る事も裏方の仕事も…
そうすれば野手はその投手のために頑張ろうと思ってくれるよ』

その言葉を選手はどう受け取るのかを見守っています。

さ迷える左投手は誰よりも早くグランドに来てグランドのゴミ拾いや倉庫から道具を出して準備をしてくれます。

イメージ 2

イメージ 3


長身の投手はトイレを掃除して皆んながどうやったら気持ちよく使えるかを考えてくれています。

他の投手も選手たちも当然頑張ってくれています。私たちはひとつひとつ見ています。


我がチームは親の当番はありませんが選手皆んなが頑張ろうとする姿を見て何かしようと保護者の皆様が動いてくれます。

父親たちは
グランドに水を撒くために雨水をためてくれたり。
ボールが入ってしまうとなかなか見えなくなって探せない所の草刈りや枝切りをしてくれたり。

イメージ 4


母親たちは
病気や事故で入院した選手には励ましのために子どもたちと千羽鶴や寄せ書き、色紙を用意して届けてくれたりします。

イメージ 5


誰が言う訳でも無く皆んながやろう!
と動いてくれます。

そこには真心があるから相手に伝わります。伝わると良い結果が生まれます。

形だけやったり、やらされたものには心が感じられなくて感動は生まれません。
感動し心が動いた時、素晴らしい成果が上がると思っています。

大切なことは人の気持ちをわかることです。
入院している選手は具合が悪そうに寝ていたのに千羽鶴と寄せ書きを手渡すとそれを見ながらニヤニヤして笑顔になってくれたそうです。
仲間を思う気持ちが治癒力まで上げるように感じてしまいます。

浦和ボーイズと言う『箱』は私たちが作りました。
この箱の方向性や理念、方針は代表が主に決めました。
この箱の中に毎年たくさんの人が集まってくれてくれています。
説明書はありますが何をしたら良いのかよくわかりません。
説明書には方針しか書いていないからです。
でもやって行くうちに自分で考えて理解して行きます。
そして動いて行きます。
選手も親も指導者も…
この箱の中の完成はまだまだ先になりますが今出来る事は精一杯やっていると思います。
この箱は皆んなが作る皆んなの箱です。
成長するための箱なんです。

良い箱になっていると思います。
それは皆さんのおかげです。
感謝してもしきれません。
次の世代へ、この箱を引き渡せる時が来るまで頑張ろうと思います。

我々指導する者は本気で選手たちと向き合います。
良い事は良いと認めてあげる。
悪い事は悪いと叱ります。

それをしっかり聞いてもらうためには嘘をつかない大人でいようと思います。
間違えた時にはきちんと子どもたちに謝れる大人でいようと思います。

子どもの見本になれるほどの大人では無いので
子どもたちと一緒にいる事で彼らから教えられ一緒に成長して行けたらと思っています。
何か決める時も選手たちと相談出来るような関係を作れたら良いなぁと思っています。

大人になっても成長出来ると思ったら素敵だと思います。
子どもたちがあんな大人になりたいと言ってもらえる…そんな大人になりたいと思っています。

まだまだですが、がんばります!
ご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。

イメージ 6

イメージ 1


土曜日は朝から降り始めた冷たい雨が午後まで残り、練習中止を余儀なくされました。
各自自主トレに励んでくれたはずです。

日曜日
1年生はグランドで練習。
2年生は練習試合のため遠征です。

相手は強豪Sボーイズさん。
守備を重視し、投手力にも定評があります。
昨年は練習試合では勝てたものの公式戦では勝てていないチームです。

この日は珍しく朝から霧が立ち込めていて試合開始予定になってもなかなか霧は晴れずボールも見えません。
予定時間を40分程遅れて試合開始になりました。

イメージ 2

イメージ 3


一試合目
相手の左投手からヒットは出るものの上手く打線がつながらず得点になりません。
それでも最終回までに3ー2と一点のリード…
しかし6回から抑えでマウンドへ上がった投手が7回表に制球を乱して押し出しの四球で同点になりました。

裏の攻撃では3塁までランナーを進めるも得点には至らず引き分けです。

二試合目
四人の投手に継投させるも
どの投手も制球が悪くランナーをためてから打たれると言う悪い流れです。

打線もツーアウトからのヒットや単発ばかりで得点にはつながりません。
結果は3ー7
良い打撃や良いプレーもありましたがまだまだ努力を要します。
皆課題を持って練習に励んでもらいたいと思います。

イメージ 4


三試合目
ここのところやっと目覚めつつある投手が先発します。
捕手とも相性が良いのか力を発揮し始めています。
四回まではパーフェクトピッチング❗
あれ?こんなに良くなったの?
素晴らしいピッチングです。
四回を終わって球数も30球ほど…
ついに覚醒か!
いえいえ、そんなに甘くはありません。
五回に4連続ヒットを打たれ、そこからペースを乱します。
やっぱり野球の神様は甘やかすことなどありません。
やっと自ら努力を始めた投手に試練を与えてくれます。
その回に3点を取られてしまい
またこの試合も五回を終え3ー3になりました。
しかしここからこの試合は違いました。
なんと怒涛の反撃に打って出ます。
今日当たっている1番打者の長打から始まり2番打者の今日4打数4安打目となる二塁打。3番もヒットで2点目、4番のセンターオーバーの三塁打。
トドメは不慮の事故から見事に復活した選手が代打で登場
その初球を目の覚める様な当たりでライト柵越えの本塁打!
一挙5点を取り返します。

6回、7回は眠れる?さ迷える?左の投手がしっかりと抑え勝利出来ました。

ひとつ、またひとつチームは強くなっていく様に感じます。
全国大会予選での敗北から選手たちは何かを感じて動き始めました。
そのタイミングで後輩コーチが二人で2年生のレベルアップのため付きっ切りで指導に当たってくれています。
私の手の回らない所を細やかな配慮と目線で指導してくれるので2年生たちはどんどん吸収して行きます。

走塁やベンチワーク、作戦などかなり実戦的に指導してくれます。
毎回練習試合に二人のコーチが帯同してくれる事でそれぞれが一人一人に声をかけて選手の状況を確認し、個々にあったアドバイスをしてくれる事でチーム力も一体感も上がって行きます。

ひとつひとつ着実に階段を上がっている様に感じます。
強くなってくれると思います。

この冬…
どのチームも必死に練習を重ねて来るはずです。
我々も必死に練習しなければなりません。
春から最上級生となる2年生には負けられない戦いが始まります。

イメージ 5


悔いの無い様にするためにはこの冬が大切だと話しています。

本気になってください。
残された時間はあっと言う間です。
やらされるのではなく自分で動いてください。
そして春には皆んなの進化を見たいと思います!

イメージ 1


春の全国大会埼玉県予選は昨年に引き続きSボーイズさんが優勝し幕を閉じました。

すでに負けた各チームはそれぞれ来年に向けて始動しています。

浦和ボーイズもこの秋たくさんの手応えを感じて練習や練習試合に全力を注いでおります。
土曜日はしっかりと練習し
日曜日は練習試合です。

練習では基本を軸として
練習試合では経験値を上げるべく
対外試合が行える残りわずかの期間をしっかりと試合経験を積ませたいと週末は練習試合に勤しんでおります。

この週末は思いのほか暖かく風もない
絶好の野球日和!
選手たちも張り切って動いておりました。

今週の練習試合はいつも仲良くしていただいている名門Tボーイズさん。
グランドは大会でも使用させていただくグランドです。
選手たちにはグランドの雰囲気に慣れる絶好のチャンスです。

2年生全員と1年生の半分がこのグランドに集合です。
1年生のもう半分は大会のために別会場での試合となりました。

この日は2年生の試合からスタートです。
一試合目は1ー0で勝利。
投手は2人でヒット1本に抑える好投を見せてくれる危なげないピッチングでした。

イメージ 3


二試合目は1年生が行います。
9月に行われた大会のメンバーも相手チームも同じリベンジマッチになりました。

今回は負ける訳には行かないと鼻息の荒い1年生たち
逆転に次ぐ逆転で見事リベンジに成功します。
身体の小さいメンバーながらも長打でひっくり返し8ー4と快勝です。

三試合目は2年生
一試合目に出ていないメンバーでスタメンを組みます。

しかし残念ながらの大敗です。
4人の投手は制球力が定まらずピリッとしません。
打つ方も湿りがち…
守りも不安の残るプレーの連発に
なすすべがありません。

イメージ 2


試合ではどうしても個々の力不足が出てしまいます。
残酷かもしれませんがそれが勝負の世界です。

それでも我々のチームは誰にも諦めさせません。
今は力不足でも正しく練習し、正しい考え方を持って野球を続けて行けば
いつか必ず花開く時が来ると信じて指導をしています。

今はまだ身体に力が無かったり小さかったり考え方が幼いために理解や継続する事が出来なかったりしてしまいます。

今 力不足でも諦めず努力を続け、
少しずつでも習慣にして行く事を今指導してあげる…
これが大切な事だと思っています。
そのために叱咤激励もします
ダメな所もハッキリ言います。

それは我々が諦めていないからです。
出来ない選手、やらない選手を置いてきぼりにはしません。

チームの底上げをして誰一人欠ける事なくチーム力で戦う事を教えてあげたいと思います。

それでも野球を嫌いになる様な事があってはいけません。
今は最低限やらなければならない事を理解させて
乗り越えてもらいたいと思っています。

試合は良い時もあれば悪い時もあります。
検証し、また努力する…
その繰り返しだと思います。

だから指導者から注意を受けて落ち込むのでは無く
同じミスの無いように努力をし続け
次の試合では活躍出来る様に頑張る事を覚えて欲しいと思います。

毎回練習試合は頻度は違えども全員出場します。
全員の成長のために試合に出し続けます。

最後まで諦めない心を作りたいと思います。

イメージ 4

イメージ 1


春の全国大会予選2回戦が行われました。

対戦相手は秋の東日本選抜大会のチャンピオンチーム
優勝候補のSボーイズさんです。
古い歴史のあるSボーイズさん。
我がチームは8年目にして初めての対戦になります。

初回ミスから失点を許してしまいます。
それでも一点の失点でその後はしっかりと抑えます。

我がチームの打線は相手チームのヒット数を上回るものの
あと一本が出ず得点につながりません。
苦しい我慢の野球が続く中
細かいミスが続き再三のチャンスを潰してしまいました。

その後継投から制球に苦しむ投手が打たれ失点を重ねてしまい万事休す…
残念ながら負けました。

結果は敗戦ではありましたが
善戦出来たと思います。
負けたとは言え選手達にとって
とても良い試合になったと思います。
課題も明確になり選手たちの意識も変わって来る様な試合になりました。

選手は本当にがんばりました。
中盤まではなんとか踏ん張り互角に戦えましたが継投のタイミングや作戦など結果論ですが私がこの結果を真摯に受け止めなければならないと思いました。

イメージ 2


敗戦後、グランドに戻りミーティングをしました。

『甘い野球はやめよう。
厳しい実戦に近い空気の中で練習しょう。』そう皆んなで話しました。

これで今まで以上に意識の高い練習へと変わって行けると信じています。


グランドへ戻る途中支えてくれる
一つ下の後輩コーチ2人と私の3人で昼飯のうどんを食べながら今日の試合の反省とこれからの練習について話しました。

『あそこでこうした方が…』
『ここであの選手を…』
真剣に野球の話をしていると昔を思い出してタイムスリップしたような気になりました。

こんな年になって後輩に囲まれて真剣に野球の話が出来る日が来るなんて夢にも思いませんでした。
野球の話をしているとあの頃と何も変わりません。
野球の根っこが同じなので同じ感覚で話が出来ます。
野球の話をする時だけは真面目にするので不思議です。

さすがに皆んな良いお年なので先輩が絶対なんて事はありません。
『こうした方が良いんじゃないですか?』
『こうしましょう』など的確なアドバイスとフォローをしてくれます。

こんなに頼もしい後輩コーチと
素晴らしい選手たちに囲まれて野球が出来る事が幸せです。

後輩コーチにこれだけ支えられて
これ以上選手達に悔しい思いをさせる訳には行きません。

今回選手を勝たせてやることが出来なかったのは監督の責任です。
しっかりと敗戦を分析したいと思います。


これで年内の公式戦は全て終わりました。
長い様で短い冬がやってきます。
毎年の事ですが、この冬の鍛え方で来年のチーム力が決まります。
どのチームもひと冬越すと驚くほどチーム力が変わります。強くなります。

それに負けない練習をしなければなりません。
私も覚悟を持って冬を迎えたいと思います。

選手のみんなも覚悟して欲しいと思います。
そして笑顔で春を迎え喜びで夏を終えたいと思います。

厳しくてもついて来てください。
一緒に夏、喜びましょうね。
期待しています!

イメージ 3

イメージ 1


3日の祝日より
来春のボーイズリーグ全国大会の予選が始まりました。

開会式では埼玉県支部の中学部25チーム
小学部8チームが堂々と入場行進を行いました。

開会式を終え
そこから秩父にある小鹿野球場へ移動して試合です。

対戦相手はここ数年必ず一回戦で当たるYボーイズさん。
未だかつて勝った事がありません。
粘り強いチームでいつもうちが粘り負けしてしまうイヤなチームです。

イメージ 2


この日も先制点を取られ追いかける展開になります。
先発投手が制球に苦しみ早々に二番手投手に託します。
すぐに2ー1と逆転するものの二番手投手も立ち上がりの乱調で2ー3と逆転されるシーソーゲームです。
その後二番手投手は立ち直り、打線もつながって5ー3と逆転に成功します。
最終回を抑えられれば勝利!
と思いましたが…
なんともうひと山ドラマは残っていました。
最終回に3人目の抑えの切り札をマウンドに送りますが、これまた制球が定まらずノーアウト満塁に…
そこからセンター前に弾き返されなんとなんと5ー5の同点。
ランナー2塁、1塁と一打サヨナラの場面になってしまいました。

イメージ 3


しかしこの年になって身体が震えるほどの緊迫した場面に遭遇するとは思っていませんでした。
現役時代の懐かしい緊張感の中で頭の中にあったのは
『ここは選手を信じて任せるしか無い。大丈夫。ヤツらなら何とかする。』
本気でそう思っていました。
もうこの場面、私が出来る事は何もありません。


選手たちは互いに声をかけ合いこの絶望的なピンチを乗り越えました。
その後の後続を抑え、延長へとつないだのです。

試合時間が五分残っていたため延長戦8回の表に入ります。
タイブレーク方式に入らず一安心です。

我がチームの攻撃は9番からです。
先頭打者の意地のヒットを皮切りにこちらもノーアウト満塁を作り連打、連打で一挙7点を取り
その裏をしっかりと抑えやっと一回戦を勝利出来ました。

試合後選手に
『あのピンチの場面で緊張した?ヤバいと思った?』
『いやぁ別に大丈夫だと思いました。みんな落ち着いていたので…』

あらそうですか…
どうやら緊迫していたのは私だけのようでした…汗


今回の大会はベンチ入りメンバーを17人に絞り込み
16人の2年生はスタンドで応援となりました。
ベンチ入りしたメンバーはみんなの分まで頑張って欲しい…
みんなの想いを胸に戦って欲しいと思います。わ

次の2回戦は優勝候補、この秋の東日本選抜大会のチャンピオンチームSボーイズさんです。

思い切り戦いたいと思います。
当たって砕けろ作戦です。

悔いの無い試合をお願いします。
また選手皆んなで戦いましょう!

イメージ 4

↑このページのトップヘ