年内全ての大会も終わり
季節も冬に向かっています。
野球はシーズンオフ…
この冬は2年生、1年生の成長を期待する冬となります。
トレーニングもさることながら人間的な成長を期待しています。
毎日決めた事を実行する…
人の嫌がる作業を率先してやる…
効率を考え工夫する…
そして簡単な事を正確にやる…
野球が上手い下手に関わらず出来る事はたくさんあります。
考える力と行動力を鍛えると気づきが増え、それが自信につながり確実に野球は上手くなります。そう信じています。
投手には
『チームの誰よりもがんばりなさい。走る事も裏方の仕事も…
そうすれば野手はその投手のために頑張ろうと思ってくれるよ』
その言葉を選手はどう受け取るのかを見守っています。
さ迷える左投手は誰よりも早くグランドに来てグランドのゴミ拾いや倉庫から道具を出して準備をしてくれます。
長身の投手はトイレを掃除して皆んながどうやったら気持ちよく使えるかを考えてくれています。
他の投手も選手たちも当然頑張ってくれています。私たちはひとつひとつ見ています。
我がチームは親の当番はありませんが選手皆んなが頑張ろうとする姿を見て何かしようと保護者の皆様が動いてくれます。
父親たちは
グランドに水を撒くために雨水をためてくれたり。
ボールが入ってしまうとなかなか見えなくなって探せない所の草刈りや枝切りをしてくれたり。
母親たちは
病気や事故で入院した選手には励ましのために子どもたちと千羽鶴や寄せ書き、色紙を用意して届けてくれたりします。
誰が言う訳でも無く皆んながやろう!
と動いてくれます。
そこには真心があるから相手に伝わります。伝わると良い結果が生まれます。
形だけやったり、やらされたものには心が感じられなくて感動は生まれません。
感動し心が動いた時、素晴らしい成果が上がると思っています。
大切なことは人の気持ちをわかることです。
入院している選手は具合が悪そうに寝ていたのに千羽鶴と寄せ書きを手渡すとそれを見ながらニヤニヤして笑顔になってくれたそうです。
仲間を思う気持ちが治癒力まで上げるように感じてしまいます。
浦和ボーイズと言う『箱』は私たちが作りました。
この箱の方向性や理念、方針は代表が主に決めました。
この箱の中に毎年たくさんの人が集まってくれてくれています。
説明書はありますが何をしたら良いのかよくわかりません。
説明書には方針しか書いていないからです。
でもやって行くうちに自分で考えて理解して行きます。
そして動いて行きます。
選手も親も指導者も…
この箱の中の完成はまだまだ先になりますが今出来る事は精一杯やっていると思います。
この箱は皆んなが作る皆んなの箱です。
成長するための箱なんです。
良い箱になっていると思います。
それは皆さんのおかげです。
感謝してもしきれません。
次の世代へ、この箱を引き渡せる時が来るまで頑張ろうと思います。
我々指導する者は本気で選手たちと向き合います。
良い事は良いと認めてあげる。
悪い事は悪いと叱ります。
それをしっかり聞いてもらうためには嘘をつかない大人でいようと思います。
間違えた時にはきちんと子どもたちに謝れる大人でいようと思います。
子どもの見本になれるほどの大人では無いので
子どもたちと一緒にいる事で彼らから教えられ一緒に成長して行けたらと思っています。
何か決める時も選手たちと相談出来るような関係を作れたら良いなぁと思っています。
大人になっても成長出来ると思ったら素敵だと思います。
子どもたちがあんな大人になりたいと言ってもらえる…そんな大人になりたいと思っています。
まだまだですが、がんばります!
ご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。