2011年08月

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夏の甲子園で準優勝チームが不祥事を起こしました。
残念な事です。
せっかく甲子園で素晴らしい結果を納めたのに…
どんなに良い結果を生んだとしても一つの過ちで全てを台無しにしてしまいます。
 
常日頃から我々のチームの選手たちにも私生活からきちんとするようにと話はしています。
しかしそこはまだ中学生、ついついふざけたりしてしまうでしょう…
でも今からその事を頭の片隅に置いてください。
今回の不祥事は当事者たちだけの問題ではありません。
野球界全てに影響します。
 
その高校は県外からの野球留学生が多く、それだけでも県代表にふさわしいのかと物議をよんでいました。
私は高校時代、やはり強豪高校と言われていた高校だったので野球留学生と言われる選手が沢山いました。
それを悪く言う人も世の中にはいますが、それはそれで知らない土地で親元を離れて甲子園を目指す事も大変な事だし、必ずしもレギュラー、甲子園出場も果たせるかどうかわからない中相当の覚悟と勇気のいることだと思います。  そのような強豪高校はたくさんあると思います。
そしてそこにはもう一つの理由として、県外に出てその高校の指導者に指導してもらいたいと思う気持ちもあるのではないかと思います。
しかし不祥事は指導者の立場を追いやり後輩の今後の夢を砕き、学校の伝統を傷付け、野球部を崩壊させてしまいます。
このような事が起こるようなら県外からの野球留学は禁止になるかもしれません。
そうなれば行きたい高校にも行けなくなります。
 
飲酒、喫煙、男女交遊、博打行為…
興味を引くのも良くわかります。 しかしその代償はあまりにも大きいものです。
自分だけは大丈夫…  しかし公になって後悔するのです。
 
先日、日大三高の素晴らしさを書いただけにあの甲子園の決勝戦の舞台に上がったチームが起こすとは
思えない不祥事です。
でも決勝戦にしては大差のゲーム… やはり野球の神様は見ていたのではないかと思ってしまいます。
そんな精神性の低いチームは優勝してはいけない。そう野球の神様は思われたのではないでしょうか…
あの楽天のマー君の時も同じでした。
準優勝して北海道に帰ってからの不祥事発覚。  あの時もやはり優勝出来なかったんです。
 
野球がどんなに上手でも、野球の才能に恵まれていても、身体能力が優れていてもそれだけではダメです。
心・技・体 全てを磨かなければ夢は叶いません。
技術や才能が足りなければ心を鍛え磨きましょう。その方が足りないものをたくさん補えると思います。
信用、信頼は築き上げるまで莫大な時間と労力を必要とします。
しかし信用、信頼は裏切る事により一瞬にして崩れ去ります。
その怖さはどこかに覚えておいてください。
私たち指導者は皆を常に信じ、信頼しています。
夢に近づくためには心・技・体、   覚えていてください。
 
 
 
 
 
 

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熱戦を繰り広げてくれた夏の甲子園も日大三高の優勝で幕を閉じました。
Uさん、母校の優勝おめでとうございます!
 
今大会は目立ったスター選手が活躍したと言うような大会ではなく、チームの総合力で戦うチームが多かった、
そんな気がした大会でした。
日大三高は迷いの無いフルスイングが素晴らしく、良く鍛えられていると感心させられました。
中でもインタビューや取材の中で『このチームの仲間と戦えてうれしい…』・『この仲間たちに感謝したい…』と言う最近の選手たちの言葉が多い中、三高の選手たちは『小倉監督の野球が日本一であることを証明したい』・『監督を甲子園で胴上げしたい』・『監督は父親以上の存在…』と選手たちが答えていたのが印象的でした。
 
それだけの信頼関係の中での野球は負けるはずはなく、ここ数年小倉監督の野球が称賛されている理由を理解できるものでした。
最近は野球指導の、特に技術の指導は目を見張るものばかりで、甲子園の投手は140キロ~150キロの速球を投げ、140キロ台の高速スライダーやチェンジアップ、フォークボール、カットボールetc…
高校生であれを投げられたたまらないなぁとため息ばかりでした。
それでも勝てない理由は制球力やスタミナ、それにメンタルなのかと思います。
監督を信じて監督のためにと戦う彼らは一切の迷いを感じられませんでした。
帽子のツバの変な形やタートルネックを着用している甲子園球児も多い中、ユニフォームの着こなしも三高は素晴らしかったと思います。高い精神性を感じました。
しかも選手皆プロ志望を出さずに進学希望とか… 全てがうらやましいチームでした!
 
技術を指導する事だけなら簡単なことだと思います。
その技術に対してどう身に付けさせるのか、継続して練習を見守るのかがやはり大変な作業です。
しかも技術を習得すのに欠かせない体幹や柔軟性、感性がその技術を習得するに値する身体なのかが問題です。いくら技術を教えようと思っても身体が無理では身に付きません。
トイレが洋式になり食卓がちゃぶ台からテーブルに変わり、外で遊ばずにゲームしかしない子供たち…
たくさんの外での遊びや動きの少なくなった今、それだけでも大変です。
 
だからこそ素直に謙虚に真摯に野球に打ち込まなければ夢に近づくのは大変です。
小倉監督の様にあの指導を受けたい、あそこで野球がやりたいと思ってもらうのは大変なことです。
少しでもそんな素晴らしいチームになれるように浦和ボーイズも邁進いたします。
 
夏の甲子園の決勝が終わり、閉会式を見ると毎年『あ~ぁ夏も終わりかぁ~』と思います。
甲子園が終わると急に涼しくなるような気がして少し寂しさを感じたりもします。
秋の気配がするように感じます。
月並みですが感動をありがとう!といつも思います。
本当に一生懸命に打ち込む姿は人を感動に導いてくれます。
我が浦和ボーイズも見ている、応援してくれる方々に感動を伝えられるようなチームになりましょう!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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我々の高校時代の同級生からのメールです。
本人に了解をいただき、ブログ用にやや編集していただきました。
原文はあまりにもリアルでブログ向きではないでしょうと気を使われてしまいました。
本当は原文を皆さんにも伝えたかったのですが…
 
自分も含めて何となく被災された方々の気持ちがわかるような事を軽々しく話したりしていたことを
恥ずかしく思い、さらに野球の指導に対してももっと大変な指導をしていることを知って
自分が情けなくなったりしました。
心からがんばって欲しいと思います。
浦和ボーイズのブログにふさわしくないのかもしれませんが
我々の環境がいかに恵まれているか… そして我々の子供たちがいかに何となく行動しているのかを
考えてもらいたいのでこのメールを載せたいと思います。
感謝の心。 両親へのありがたみ。 野球が出来る喜び。 足りてますか?
 
 
 
2011/8/15  宮城県で指導者をしている同級生より…
中学硬式野球クラブのお手伝いを始めてはや5年。今年は特別に大変な年です。
幸いにもうちのチームの選手とご父兄については震災による津波の犠牲者は出ませんでしたが、
チームの中には、津波で自宅が全壊したり、
マイカーが流されたり、避難最中に流された人に足を掴まれたり、
肉親が津波の犠牲に遭われたり
(後にDNA鑑定で判明)
津波で会社が流出し、無職となったり、営業所の再建再開がなされず、
やむなく県外へ仕事が変わったりと大変な災害でした。
設備面ではグランド地割れやハウス傾き半壊などなどに見舞われました。
これでも、うちのチームは被害は少ないほうだと思います。
沿岸部の他のチームでは、不幸にも選手が津波の犠牲になってしまったチームもあります。
専用グランドが津波で跡形も無くなってしまい、
マシンやネット野球道具の一切が流されてしまったチームや
選手の半分近くの自宅が津波で流出したチームもあります。
息子の高校は市内ですが、野球部同級生の自宅が津波で全壊し、
お祖父ちゃんとお祖母ちゃんも津波の犠牲になってしまいました。
同級生のお祖母ちゃんは、大変に野球が好きで、試合に足を運んでくれては、
自分の孫の応援と同時にうちの息子も応援してくれていました。
また、卒業間近の先輩宅も自宅が津波で全壊し、
使い慣れたミットや道具一式が流されてしまいました。
大学の野球合宿も始まってしまうため
安く買えるところを紹介してほしいと頼まれましたが、
もちろん震災の影響でスポーツ店は全く開いておらず、
チームのヘッドコーチ愛用のミットを拠出してもらいました。
その後先輩から気持ちとしてお金が届きました。
少しくたびれたお札を見た時は、涙が止まりませんでした。
もちろんだれも受取りません。
一言だけ、手紙をしたためてお金と一緒にお返ししました。
(今年大学へ無事入学し硬式野球部を続けています)
うちの息子の野球道具やソックスや練習着などなどは、
震災直後、沿岸部の友人宅と、息子の同級生にまわしたので、
自チームの被災した選手にはあまりまわせませんでしたが、
野球グラブなどはスポーツ店の知り合いに展示品を安く入れたりと
皆で奔走してました。

幸い交流のある県外チームなどから物心両面で多大な支援を賜り活動することが出来ました。
とても感謝しています。
被災選手個々に着るものや道具はある程度足りてきても、
中でも一番大変だったのは、「どうやって心の持ちようを上げていくか」でした。
元気が無い/暗い/集中出来ないが特に顕著に表れ、
様々なシーンで毎回いろいろ話しをしました。
今回の被災は、中3年の進路にも影響が出るだろうと思ってます。
JRが通っていない箇所がまだまだあるので通学が困難とか
親の収入が減したとかいろいろです。
新チームのメンバーも被災した子が残っておりますので、
引き続きケアをしながら注意深く指導して行きたいと思っています。
【思うこと】
元気を与えたいとか、勇気を与えたいとかテレビでは皆格好いいこと言っているけど、
現実的に被災した家庭まで響かないし届かないのが現実です。
だいぶ前、被災地支援として宮城県のとある所に大量の物資が届いたのを見ました。
どんなお気持ちで出してくださったのか、
軟式硬式を問わずゴミと勘違いしてしまうぐらいとても使用に耐えられないもの数多く
ありました。提供してくださった方には申し訳ありませんでしたが、
気持ちだけありがたく受け取らせて頂きました。
当時はゴミ収集車もまともに運営されなかったため、一緒に出して来た
心無い人もいたのかな~と。
 
 

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石コーチ!おめでたです!
現在日本に帰って来ているらしいです(^^)V
練習はしていただけませんが、皆の顔を見に来ていただけるかもしれません!
先日の試合結果も大変喜んでいただけていた様子です♡
男の子が良いですね(^^)
お子さんに浦和ボーイズに入っていただいて活躍していただきましょう!

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先日の日曜日、三年生最後の大会の2回戦、3回戦が行われました。
2回戦も何とか勝利を収める事ができ、公式戦初となるダブルヘッダーになりました。
この日の選手たちは一味違いました。 2回戦を勝ったことで自信となったのか一時間半ほどのインターバルを
経て3回戦へと挑みました。  とにかく暑い日でした! 体力が奪われます。
それでも選手たちは気を緩めることなく初回から攻め続けてくれました。
 
2回戦は15安打、3回戦は12安打と良くぞ打ってくれました。
大量得点を取られても諦めることなく一点、また一点と追いついて行きました。
最後は力及ばず負けはしましたが、見応えのあるナイスゲームでした!
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この日は三年生全員ヒットで出塁し良い思い出になったと思います。
我々指導者も粘りあるこの日の二試合を采配出来たこと、選手に感謝感謝でした。
2年生も3年生の最後の試合に花を添えようと本当に良く活躍してくれました!
全員野球が出来た充実感でいっぱいになりました。
 
これで3年生は終わりです…   早かったなぁ…
もう少し時間があればと後悔は尽きませんが世代は変わります。
 
2年生は新人戦に向けて練習が始まります。
新たな気持ちで始めましょう!
3年生、お疲れ様でした。 高校での野球のため練習にはぜひ参加してください。
新しい歴史が始まります。 競争も始まります。 真摯に野球に向かえる者だけが後悔の無い野球が出来ると
思います。 来年の今頃、どうなっているか楽しみです。
 
 
 

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