2011年03月

 この度の東北地方太平洋沖地震におきまして被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様方には何卒お体にご留意の上、一日も早く復旧されますよう心よりお祈り申し上げます。
 
報道で悲惨な光景を何度も目にしてきました。自分の知っている町が一夜にしてなくなるなんて信じたくも有りませんでした。実家は大丈夫でしたが綺麗な港町は無くなってしまいました。
 
今回の災害で教えられたことも多々ありました。
災害にあわれていながらも人を思う強い心。心が一つになる姿。そして感謝の心。
配給時に紙コップ半分のトン汁をもらう映像が流れていたときボランティアの方が「少なくてごめんなさい。」
「いいえ、ありがとうございます。本当に助かります。こんな時に温かいものが食べられるなんて!」と。
あの少ない量で心の底から感謝している姿が感動的でした。
 
我々、指導者もよく「感謝しなさい。」と選手に話しますが重さが違うと痛感しました。
浦和ボーイズの選手たちも、今回の報道から両親との絆や人の温かみを感じ取ってくれたと思います。
 
甲子園も始まりました。母校は被災地と言うこともあり多くの人の応援やマスコミから取上げてもらっていますが
自分を見失うことなく笑顔でそして全力でプレーしてほしい。勝ち負けより全力で甲子園を走る姿に我々は感動します。
 
そして我々は関東で野球ができる環境に感謝しながら選手たちと人間味あふれる野球をしていきます。
 
浦和ボーイズも今以上に心を一つにし選手たちの笑顔が多くみられるチームにしましょう。
 

先月の27日に埼玉・群馬支部合同審判講習会が埼玉県鶴ヶ島市で開催されました。
 
この審判講習会に選手たちとお手伝いとして参加させて頂きました。
 
約100名の審判団が一斉に集まり8:00~16:30まで準備体操からアウトセーフの姿勢(モーション)確認、飛んだボールに対して4人の審判がどのように動くのか詳細にわたり勉強されていました。
審判といえ、選手たちのお父さんが殆どです。
チームのため、全てのチームの選手のために真摯に講習を受けられている姿には頭が下がりました。
 
試合に審判がいることは当たり前かもしれませんが、この様に多くの方々がボランティアで勉強してくださっていることを指導者は勿論、選手たちも忘れないようにしたいです。
 
我々や選手たちは、そんな方々に見守れながらプレー出来ることに改めて感謝しなくてはならないと思わされる日でもありました。
また、ストライクゾーンの説明やルールを聞いていると、知っているつもりが間違えていたりと私も大変勉強になりました。以前、野村監督の本で「ルールを知らず恥をかいた。」と書いてあったことを思い出しました。
プロ野球選手でもルールを詳細にまで知っている選手はいない。野村監督もそうだったようです!
最終的な話のまとめはプロ野球選手はルールも知っていて「初めてプロと言える。」という話でした。
 
私たちはプロではありませんが、監督もベンチには入るコーチもルールを全て知らなくては、いざというとき選手を助けられない。いや、勝利さえも奪ってしまうと危機感さえ覚えさせられた講習会でした。
 
当チームからも二名のお父さんが参加してくださいました。長い一日、本当にお疲れ様でした。また、ありがとうございました。
皆様のご協力にお答えできるよう、もっともっと選手たちと日々頑張ってまいります。
 
今週末、いよいよ浦和ボーイズの公式戦が始まります。
選手たちも昨年より身体も一回り大きくなりました。また、人間的にも大きく成長しました。
グランドで明るく強く暴れてくれると信じてます。
 
チーム全員がたくさんの方に感謝しながら野球をしていきますので、今シーズンも暖かいご声援宜しくお願い申し上げます。
 
 

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