寒い土曜日…

体験練習の参加が少しずつ始まりました。

小学生たちが楽しく野球をしてくれることを目標にしています。

浦和ボーイズの練習に触れて野球に触れてこんな風にあんな風にと今までに無かった野球を感じて欲しいと思っています。

練習は午前中、身体の使い方のトレーニングが主になります。そして午後からがボールを使った練習になります。

午前中と午後では練習内容が異なる目的となるため1日を通して練習に参加していただきたいと思います。

野球の技術は野球の練習だけでは上達しません。

自分の身体の使い方を覚えて体幹を意識して練習することでパフォーマンスが変わります。

子どもたちの運動神経が劇的に発達する5歳から12歳までのゴールデンエイジの時期には野球だけでなくたくさんの運動をさせたいと思います。

そのために午前中はラダートレーニング、リズムトレーニング、瞬発力トレーニングなどを年間通して行います。

お昼休憩の時間では子どもたちはサッカーを始めます。

これもまた素晴らしいトレーニングになります。

大人は全く口を出しません。

自分たちでルールを決めてポジションを決めてやります。

自分たちのコミニティーでたくさんの仲間たちとの関係性も築いて行きます。

遊びながら楽しみながら学べることほど素晴らしい練習はありません。

広い場所で好きな様に遊べる時間や場所の提供は選手たちの成長に必要不可欠だと思います。

今の時代は『あれはダメ』『これはダメ』『芝生に入るな』『ボールは使うな』という場所ばかりで私たちのような昭和の何も無かった時代は自分たちで遊びを作って遊んでいた様な記憶があります。

我々昭和の人間は、子どものころにいろいろな遊びで身体を動かして自然と身についた運動神経や運動能力だと思います。

決して優れていた訳ではありません。

今は前転や後転、側転などすら上手く出来ない選手はたくさんいます。

まずは運動能力を目覚めさせて野球のパフォーマンスへとつなげたいと考えています。

体験練習ではなかなか伝えることが難しいのですが、浦和ボーイズでは自立、自律を掲げて野球に取り組んでいます。

指示を待って動くのでは無く自分たちで考え行動して責任を持ってもらいます。

野球の技術だけ高くなれば良いのではなく、中学時代に人間性、人間力も鍛えて勉強と野球の両立は普通のこと、当たり前のことだと思って欲しいのです。

勉強せずに野球で進学しても野球をやれる時間は短く人生は長く続きます。

社会に出て大人になった時、我々の様な昭和の野球バカになって欲しくありません。

だからこそ嫌なことから逃げないで野球と勉強の両立にしっかりと向き合って欲しいと思います。

時代は流れて行く中でチームの方針や理念は自己満になっていないかいつもスタッフで話し合い、独りよがりにならない様に気をつけます。

そしてたくさんの人から必要だと言われるチームになり、高校から必要だと言われる選手たちをたくさん育てて行きたいと思います。

今の高校野球に必要とされる選手は野球さえ出来れば良いという時代ではありません。

人間力や人間性、さらに学業への姿勢も問われます。

浦和ボーイズのOBたちはそれぞれの高校で多くの選手たちがキャプテンになってくれています。

野球が上手いことよりも人から信頼される選手たちでいてくれることが私たちの自慢です。

チームがやりたい事を選手たちに求めるチームでは無く、選手たちに必要ととされ高校からも必要とされる選手を輩出できるチームであり続けられるように、これからも選手ファーストでありたいと思います。

PS

喜ばしいことに早くも15期生第一号の入団届けをいただきました！

その期待を裏切らない様、がんばります。